MENU

貴家仁志 特別先導教授

貴家仁志 特別先導教授

貴家仁志 教授

信号処理/画像・映像・音声処理/データ圧縮/ソーシャルメディア/マルチメディアセキュリティ・フォレンジックス

インターネットやソーシャルメディアの普及によって、画像・映像・音声として表現された情報を活用することが、我々の生活や社会システムにおいて不可欠となっています。同時にセキュリティやプライバシー侵害、犯罪の発生や捜査が、これらのメディアに深く関係しています。本研究室では、このような背景からメディアの研究を行っています。代表的な研究テーマを以下に示します。


高品質な画像・映像の生成

8KやHDR(高ダイナミックレンジ)というキーワードに代表されるように、画像・映像の高品質化が進んでいます。同時に、監視カメラや自動車の自動運転などにおいて、厳しい条件下で撮影された映像の高品質化が急務な課題となっています。このような背景から、光学的に単に被写体の像を撮影するのではなく、ディジタル計算によって映像を生成する”Computational Photography”という分野が注目されています。本研究室では、この分野に幾つかの研究テーマを持っています。

メディアセキュリティ・フォレンジック

ディジタルメディアは、一般に多くの個人情報や著作権情報を含みます。このことが、ソーシャルネットワークサービスやクラウドコンピューティングの普及において、多くの問題を生じさせています。また、このメディアは、簡単に修正や加工ができ、改ざんの検出や真正性の証明法が重要な研究課題となっています。このような背景から、暗号化されたデータに対する計算や情報検索、コンピュータフォレンジック(科学捜査)の研究を行っています。

機械学習・深層学習とメディア情報処理

従来、画像や映像は人間が視覚的に認識するためのものとして生成されてきました。しかしその用途の広がりに伴い、ロボットやコンピュータが映像を認識する分野(Computer Vision)が急速に発展しています。自動運転、ロボットの視覚や画像検索などが代表的な例です。これらの分野において、機械学習法の一つである深層学習(Deep Learning)がトップデータを出し、従来技術を革新しています。本研究室では、ロボットやコンピュータにとって高品質な映像とは何か、機械学習や深層学習のメディア情報処理への新たな可能性について研究しています。

教員一覧へ戻る