塩田さやか 研究室
塩田さやか 准教授
音声信号処理/音声認識/話者照合
インターネットや携帯電話、ロボットが普及してきたことによって、人と人の会話だけでなく“人と機械”が会話する機会が増えてきました。例えば、情報案内端末や案内ロボットといったシステムが代表的なシーンと言えます。このように人間が機械と対話する際には人間が喋った内容を理解する仕組みが必要となります。この仕組みの中身を見てみると、雑音除去、音声区間検出、音声強調、音源分離、音声認識、話者認識、言語理解、応答文選択、音声合成などといった様々な技術の積み重ねで実現されています。それぞれの技術がより高精度になるよう世界中で研究が行われています。本研究室では、その中の話者認識という分野に着目して研究を行っています。研究テーマの例として機械に話しかけたユーザが登録されているユーザかどうかを判定する話者照合・話者識別、機械に入力された音声が人間が実際に話したものなのか誰かがスピーカーで再生した“なりすまし”でないかを検出する声の生体検知などが挙げられます。これらの研究のために、音声信号処理や機械学習といった技術を利用しています。